グラフィックカードを約7年ぶりに交換(GTX970→RTX3050)してから特に不満無く使用していました。そのときの結果は↓の記事です。
もし次にアップグレードするならRTX4000シリーズのミドルレンジにする計画でいましたが、ゲーミングモニターを購入したため、なるべく画質を落とさずフレームレートを上げたいと思い交換してから1年未満ですがアップグレードすることにしました。
購入したのは”ASUS Dual GeForce RTX3060Ti V2 OC Edition”です(LHR版)。
GPU-Zの表示は以下の通りです。
GPU-Zの表示にもありますが、ドライバーのバージョンは526.98(2022.11.16リリース)です。
どれぐらいのグラフィック設定でどれぐらいのフレームレートが出せるのか、ゲーム付属のベンチマークで検証してみましたので参考にしていただけたら幸いです。
検証に使用したPCのスペック(グラフィックカード以外)は以下の通りです。
- マザーボード:ASUS ROG STRIX B550-F GAMING
- CPU:AMD Ryzen 5 5600X
- メインメモリー:DDR4-3200 16GBKit (8GB×2)
- 電源ユニット:Super Flower LEADEX V GOLD 650W
- ストレージ:HDD(2TB×1、6TB×1)、SSD(250GB×1、275GB×1)、M.2 SSD(250GB×1)
- モニター:MSI Optix G251PF(解像度:1920×1080、最大リフレッシュレート165Hz)
- OS:Windows11 Home
ベンチマーク結果の数値について・・・測定は各2回で、レンダリングフレーム数と平均FPSは測定2回の合計を平均したもの(ベンチマーク結果の値に小数点以下が表示される場合は小数点以下を切り捨てた値の合計を平均したもの)。最大FPS、最小FPSは平均値ではなく測定した中でのそれぞれの最大値と最小値を記載しています。
各ゲームタイトル共通の設定・・・V-Syncオフ、FPSリミットオフ、HDRオフ、画面設定:フルスクリーン
DLSS、レイトレーシングについては対応しているタイトルは検証しています。
検証したゲームタイトルは以下の通りです。
- HORIZON ZERO DAWN
- Cyberpunk 2077
- RED DEAD REDEMPTION 2
- Assassin’s Creed VALHALLA
- Far Cry 6
- Tom Clancy’s GHOST RECON BREAKPOINT
- Tom Clancy’s THE DIVISION 2
- SHADOW OF THE TOMB RAIDER
- SID MEIER’S CIVILIZATION Ⅵ
- FINALFANTASY ⅩⅣ 暁月の終焉 OFFICIAL BENCHMARK
ゲームタイトルごとのベンチマーク結果は以下の通りです。
HORIZON ZERO DAWN(DirectX12)*グラフィックプリセット:最高画質
DLSS | オフ | バランス | 画質優先 |
---|---|---|---|
レンダリング フレーム数 | 22085 | 25495 | 25070 |
平均FPS | 123 | 142 | 139 |
最大FPS | 223 | 268 | 266 |
最小FPS | 8 | 16 | 8 |
Cyberpunk 2077(DirectX12)*グラフィックプリセット:ウルトラ
プリセットを”ウルトラ”にすると解像度スケーリングの項目”AMD FidelityFX Super Resolution 2.1”がオンになるためDLSSオフの測定時はこの項目をオフにしています。
レイトレーシングオフ
DLSS | オフ | バランス | クオリティ |
---|---|---|---|
レンダリングフレーム数 | 5549 | 7335 | 6362 |
平均FPS | 86 | 113 | 98 |
最大FPS | 128 | 174 | 157 |
最小FPS | 60 | 62 | 63 |
レイトレーシングオン
DLSS | オフ | バランス | クオリティ |
---|---|---|---|
レンダリングフレーム数 | 2487 | 4621 | 4088 |
平均FPS | 38 | 71 | 63 |
最大FPS | 50 | 91 | 85 |
最小FPS | 28 | 45 | 43 |
レイトレーシングオンの設定は以下の通りです。
RED DEAD REDEMPTION Ⅱ(Vulkan)*グラフィックプリセット:画質優先(スライドバー最大の位置)
DLSS | オフ | バランス | クオリティ |
---|---|---|---|
平均FPS | 90 | 102 | 99 |
最大FPS | 138 | 136 | 144 |
最小FPS | 30 | 31 | 32 |
(レンダリングフレーム数は結果に表示されません)
Assassin’s Creed VALHALLA(DirectX12)
グラフィック品質 | 中 | 高 | 高+ | 最高 |
---|---|---|---|---|
レンダリングフレーム数 | 11170 | 9411 | 8830 | 8329 |
平均FPS | 135 | 113 | 106 | 99 |
最大FPS | 194 | 167 | 172 | 170 |
最低FPS | 69 | 52 | 47 | 45 |
Far Cry 6(DirectX12)
レイトレーシングオフ
画質プリセット | 低 | 中 | 高 | 最高 |
---|---|---|---|---|
レンダリングフレーム数 | 8044 | 7165 | 6464 | 5958 |
平均FPS | 132 | 117 | 107 | 98 |
最大FPS | 173 | 153 | 145 | 132 |
最低FPS | 98 | 89 | 74 | 64 |
レイトレーシングオン
画質プリセット | 低 | 中 | 高 | 最高 |
---|---|---|---|---|
レンダリングフレーム数 | 7221 | 5672 | 5120 | 4894 |
平均FPS | 118 | 94 | 85 | 81 |
最大FPS | 173 | 129 | 120 | 113 |
最低FPS | 92 | 78 | 66 | 60 |
レイトレーシングオンの設定は以下の通りです。
Tom Clancy’s GHOST RECON BREAKPOINT(Vulkan)
映像プリセット | 高 | 非常に高い | ウルトラ | アルティメット |
---|---|---|---|---|
レンダリングフレーム数 | 30314 | 27669 | 24482 | 21242 |
平均FPS | 176 | 160 | 142 | 123 |
最大FPS | 288 | 267 | 231 | 208 |
最低FPS | 60 | 60 | 60 | 60 |
Tom Clancy’s THE DIVISION 2(DirectX12)
グラフィックプリセット | 中 | 高 | ウルトラ |
---|---|---|---|
スコア(レンダリングフレーム数) | 19694 | 16075 | 11704 |
平均FPS | 221 | 180 | 131 |
(最大フレーム数、最小フレーム数は結果に表示されません)
SHADOW OF THE TOMB RAIDER(DirectX12)
レイトレーシングオフ
DLSS | オフ | バランス | クオリティ |
---|---|---|---|
レンダリングフレーム数 | 22093 | 25228 | 24008 |
平均FPS | 140 | 160 | 152 |
(最大フレーム数、最小フレーム数は結果に表示されません)
レイトレーシングオン
DLSS | オフ | バランス | クオリティ |
---|---|---|---|
レンダリングフレーム数 | 14844 | 19721 | 18344 |
平均FPS | 94 | 126 | 117 |
SID MEIER’S CIVILIZATION Ⅵ(DirectX12)*アンチエイリアス:MSAA 8×に設定
パフォーマンスインパクト およびメモリーインパクト | 中 | 高 | ウルトラ |
---|---|---|---|
レンダリングフレーム数 | 7368 | 5333 | 5310 |
平均FPS | 245 | 177 | 176 |
最大FPS | 434 | 374 | 376 |
最小FPS | 136 | 78 | 101 |
(値はベンチマークログより計算で求めています)
FINALFANTASI ⅩⅣ 暁月の終焉 OFFICIAL BENCHMARK(DirectX11)
グラフィックプリセット | 標準品質 | 高品質 | 最高品質 |
---|---|---|---|
スコア(レンダリングフレーム数) | 30999 | 23741 | 23047 |
平均FPS | 230 | 171 | 165 |
最低FPS | 73 | 65 | 67 |
(最高フレーム数はレポート出力に出力されません)
結果は以上です。
おわりに
すべてのタイトルでグラフィックプリセット最も高い設定にしても、平均100FPSぐらいには到達しているようです。レイトレーシングをオンにするとやや厳しいかも知れませんが、平均60FPSは超えています。
モニターの最大リフレッシュレート(165Hz)を生かすには少し設定を調整する必要がありそうです。
今回交換したグラフィックカード”ASUS Dual GeForce RTX3060Ti V2 OC Edition”は自分史上最も高額で、サイズ、重量も最大のものになりました。
購入時うっかり見落としそうになったのがグラフィックカードの長さと、推奨電源の容量です。
どちらもオーバーすることはありませんでしたがアップグレードの際は注意が必要です。
以前は”Battlefieldシリーズ(2~4)”にのめりこんでいましたが、最近はシングルプレイのタイトルをたまにやる程度なので”RTX3060Ti”で実力的には十分すぎるくらいです。