意外と知らない”スマートキー”電池切れ時のエンジンのかけ方!(パッソ M700系の場合)

最近のクルマのキーはポケットなどの中に入れておくだけで使える”スマートキー”(電子カードキーなどほかの呼び方あり)が一般的になっているようですが、電池によって微弱な電波を発信(および受信)して動作しているためやがては電池が消耗して動作しなくなってしまいます。

そのような事態のときにも対処法を知っていれば慌てなくて済みます。

具体的な操作方法を覚えていなくても”取扱説明書に書いてある”ということだけ知っていれば焦ること無く対処できると思いますが、そのページを見つけるのに手間取るかも知れません。

できることなら一度だけでも実際に操作しておいたほうが安心だと思い、電池を取り出した状態で試してみましたので参考にしていただけたら幸いです。 

メカニカルキーの取り出し

自分のクルマ”パッソM700系”を例に説明していきます。ほかの車種では手順が異なると思いますので、ご自身のクルマの取扱説明書で確認してください。

電池切れの際のドアの開け方は、ほとんどの方が理解されていると思いますがキーに内蔵されている”メカニカルキー”を引き出し、これをドアのキー穴に挿して開けます。

メカニカルキーのロックを解除する様子
ロックを解除する
メカニカルキーを取り出す様子
メカニカルキーを取りだす

エンジンの始動はスイッチになっているため、メカニカルキーでエンジンをかけることは出来ません。

したがって以下の様な手順でエンジンをかけます。

エンジンのかけ方

①通常のエンジンをかけるときと同様にフットブレーキを踏む

②スマートキーのトヨタエンブレム面を”エンジンスイッチ”に近づける→緑のランプが点灯する

フットブレーキを踏み、スマートキーをエンジンスイッチに近づけている様子

③緑ランプ点灯状態を維持したまま”エンジンスイッチ”を押す

エンジンスイッチの緑ランプが点灯している様子
この状態でエンジンスイッチを押す

なお、緑ランプが点灯した後スマートキーを離しても2~3秒間ぐらいは点灯しています。

エンジンスイッチを押している様子
キーを離しても2~3秒間は緑ランプ点灯

スマートキーの電池を取り出した状態でもエンジンをかけることが出来ました。

電池の交換方法

①トヨタマーク側を上にして溝にマイナスドライバーの先端を入れ、そのまま左右どちらかに回転させカバーを外す。

溝にマイナスドライバー入れる様子
溝にマイナスドライバーを入れる
マイナスドライバーを回してカバーを開けている様子
ドライバーを回転させると外れる

②電池の外側の隙間にマイナスドライバーの先端を入れ、てこの原理で電池を取り出す。

マイナスドライバーで電池を取り出している様子
幅の狭いマイナスドライバーがやりやすいです

*カバーを外した際かなり埃が侵入していました。ついでにキレイにしておくことをお勧めします。

③新しい電池(この場合CR2032)を入れる(極性は上の写真の通りプラスが上側)

④カバーを被せる

カバーを元に戻した状態(側面)
隙間がないか確認

⑤スマートキーの”施錠”または”開錠”ボタンを押しインジケーターが点滅する(一瞬点灯してすぐ消える)ことを確認する。

赤色インジケーターが光っている様子
ボタンを押すと赤色インジケーターが点滅

*電池交換の目安は1~2年です。

電池切れにならないために

このクルマの場合、電池切れが近づくとエンジンスイッチをOFFにしたとき”ピッピッピッ”という警告音が鳴り、”キーフリー警告灯”が点滅するようになっているようです。

キーフリー警告灯はこれ

ただし、この警告音の意味を知っていないと何を知らせる音なのかわからないということになるので知識として覚えておく必要があります。

なお、この警告音が鳴っているにもかかわらず電池交換しない状態が継続すると、エンジンスイッチを”アクセサリーモード”または”ONモード”にしたときにも警告音が鳴るので、これも知っておく必要がありそうです。

以上のことを知っていれば電池切れになる前に電池交換することが出来ます。

電池が著しく消耗する原因

取扱説明書によると以下の様な電化製品の近く(1m以内)に電子カードキー(スマートキー)を保管しないよう書かれています。

 テレビ

 パソコン

 携帯電話やコードレス電話機、および充電器

 電磁調理器

電子レンジなどは記載されていませんでしたが、おそらく長時間稼働しているか常に稼働しているものがより影響するのではないかと思います(個人的見解です)。

おわりに

今のクルマ(パッソ M700系)を購入してから2年以上たちましたが、つい最近までリモートキーの電池切れ時のエンジンのかけ方を知りませんでした。

スマートキーの電池が切れたときのためにメカニカルキーが内蔵されていることは知っていましたが、ふと”エンジンはどうやってかけるんだろう?”ということに気付き取扱説明書で確認したのが知るきっかけです。

他の車種でも電池切れは発生するので取扱説明書に一度目を通しておくことをお勧めします。

この記事を書いている人
ひとっさん

日々の暮らしや趣味を楽しむ中で行ったことで、役立ちそうなことやヒントになりそうなことを記事にしています。
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