シリアルATAケーブルの劣化が原因でパソコンが急に不調になる‼

タイトルの通りシリアルATA(SATA)ケーブルが原因でパソコンが急に不調になりました。

劣化したSATAケーブル外観
劣化したと思われるSATAケーブル

自分の場合SATAケーブルを使用しているデバイスはハードディスク2台とSSD2台で、SSD2台のうちの1台にOS(Windows11 Home)をインストールしています。

今回不調になったのはハードディスク2台のうちの1台です。そのためすぐに不調に気付きませんでした。

その理由はOSや普段使うアプリなどをインストールしていないハードディスクに接続されているSATAケーブルに問題があったためです。

そのハードディスクにはゲームランチャーとPCゲームデータをインストールしていましたが、数か月間それらを立ち上げなかったため問題に気付きませんでした。

久々に立ち上げたところ以下の様な症状が出ました。

  • ランチャーがなかなか立ち上がらない(何分もかかる)
  • ゲームのアップデートをするとダウンロード残り時間が”あと○ヶ月”、”あと○年○ヶ月”になる
  • ランチャー立ち上げ後シャットダウンするとなかなかシャットダウンしない(何分もかかる、またはシャットダウンしない) 

デバイスマネージャーで確認しても何も異常は表示されていませんでした。

デバイスマネージャーのスクリーンショット
ディスクドライブのところに注意や警告のアイコンは無い

そこでCrystalDiskMarkでベンチマーク(読み込み、書き込み速度のテスト)を実施してみたところ何分たっても全く進行しませんでした(そのほかのデバイスでは問題ありませんでした)。

そこで、もしかしたらSATAケ接触が悪いのかも?と思いハードディスク側、マザーボード側それぞれのコネクターを一旦外し再度付け直したところ症状が改善されました。

正常時のCrystalDiskMarkの結果画面
正常な場合の結果(SEQ1Mのみ実施)

このときはこれで解決したものだと思っていましたが、翌日また不調に戻っていました。

たまたまSATAケーブルの予備を持っていたので交換してみたところ正常な状態に戻り、以後問題は起きていません。

このことから判断すると”SATAケーブル”に何らかの不具合が発生していたと思えます。

外観的にはコネクター部に特に問題らしき状態は見当たらず、内部の電気的接触の問題なのかも知れませんが判断することは出来ません。

このような症状は珍しいケースなのかも知れないと思いネットで検索した見たところ、よくあるケースの様でした。

SATAケーブル自体とてもデリケートで劣化するようです。

いままでマザーボードに付属のSATAケーブルを使い、マザーボード交換ごと(3年ごとぐらい)に付属のケーブルを使用していたためこのような症状を経験しませんでしたが、現在は別途購入したSATAケーブルを継続して使用していたため不調に遭遇したと思います。

もしOSをインストールしているデバイスの接続に使っているSATAケーブルが劣化した場合はパソコン自体がまともに使えない状態になるので、もしものために予備を用意しておくことをお勧めします。

購入したSATAケーブルパッケージ
長さ、コネクタ形状によりいくつかの種類があります
ケーブルの種類
  • ケーブル形状:フラットケーブルラウンドケーブルがある
  • コネクタ形状:ノーマルL型がありそれぞれラッチ付き無しがある

以下の画像はそのうちの一部です。

ノーマルコネクタ ラッチなし(フラットケーブル)
ノーマルコネクタ ラッチなし(フラットケーブル)
L型コネクタ ラッチなし(フラットケーブル)
L型コネクタ ラッチなし(フラットケーブル)
ノーマルコネクタ ラッチ付き(ラウンドケーブル)
ノーマルコネクタ ラッチ付き(ラウンドケーブル)
L型コネクタ ラッチ付き(ラウンドケーブル)
L型コネクタ ラッチ付き(ラウンドケーブル)

ラッチ付きは固定力が強く抜けにくくなっています(抜くときはラッチつまんで固定を緩めます)。

購入の際はPCケース内環境に合ったものを選んで下さい。

個人的には”ノーマルコネクタ ラッチなし(フラットケーブル)”を使用しています。

理由は以下の写真をご覧ください。

グラフィックカードが短い場合のSATAポート
グラフィックカードが短い場合(隠れていない)
グラフィックカードが長い場合のSATAポート
グラフィックカードが長い場合(隠れて見えない)

グラフィックカードのサイズによってはこのマザーボードのようにSATAポートの上までグラフィックカードがきてしまうため、ラッチ付きだとSATAケーブルの脱着時にグラフィックカードを外さなければならないためラッチなしを選んでいます。

また、マザーボードのSATAポートが上下2段になっているため上の段にL型は使えません。下の段もPCケース(自分のPCケースの場合)に干渉するためL型を使うには無理があります。

SATAポート 3列×2段 外観

フラットケーブルかラウンドケーブルかは特にこだわってはいません。

おわりに

経験したことのないパソコンの不調に遭い原因特定までかなり手こずりましたが、まさかSATAケーブルが特に何もしなくても劣化するとは思いませんでした。

もしOSがインストールしてあるデバイスに接続してあるSATAケーブルに問題があったら、復旧させるのに更に時間を要したと思います。

ただ、SATAケーブルのどこがどう劣化しているのかまでは判らないのは残念です。

これを機に予備を購入しておきました。

この記事を書いている人
ひとっさん

日々の暮らしや趣味を楽しむ中で行ったことで、役立ちそうなことやヒントになりそうなことを記事にしています。
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