一般的な水栓の自在パイプの取り替え。初心者でも簡単に取り替え可能

以前から台所の混合栓の自在パイプを左側に回すとナットの部分から水が漏れていましたが(下の写真)、おもに右側に回した状態で使用していたため気にせず数年間放置していましたが、数日前から今までとは違う漏れ方をしているようでした。

水栓のナット部から水が漏れている様子
以前はこのように漏れていた

よく見てみるとナット下のパイプの側面から水が噴出していました(下の写真)。

水栓のパイプ側面から水が噴出している様子

何かしらの腐食によりいくつかの小さな穴が空いてしまったようです。

幸い混合栓ごと取り替えなくても自在パイプのみを交換できるようなので、近くのホームセンターで購入し早速交換しました。購入価格 (税込):658円←参考のため。

以下はそのときの交換の様子です。自分と同様に交換の必要がある方の参考になればありがたいです。

水、お湯とも止水栓を閉じる必要はありませんが、レバー式の場合交換時ふいにレバーを動かしてお湯でやけどをしないよう注意してください。できればお湯を使用直後は交換を避けてください。

取り外した自在パイプは以下の通りです。これと同じサイズ(長さと外径)のものを購入すれば水栓とパイプのメーカーが違っても取り付け可能です。詳しくは製品のパッケージなどで確認してください。

自在パイプの寸法図

交換手順

モンキーレンチまたはスパナ(28mm)でナットをゆるめます。

正ネジなので左回転でゆるみますが、下から見て左回転なので勘違いしやすいです。

モンキーレンチで水栓のナットをゆるめている様子

ナットを外します。

水栓のナットを手で外している様子

パイプを外します。

水栓のパイプを本体から外している様子

外したパイプがこちらです。

外した自在パイプの写真

パッキン が本体側に残っているので注意してください。

新しいパイプがこちらです。パッキンをパイプから外します。

新しい自在パイプの写真

パッキンの溝がある方を上側にして本体に入れます(古い方にはこの溝がありませんでした)。

Uパッキンを水栓本体に入れている様子

リング(白色のパーツ)が本体に当たるところまでパイプを入れます。

自在パイプを本体に入れている様子

ナットを手で回せるところまで入れます。

水栓のナットを手で右に回している様子

モンキーレンチで締めます。

パイプが動きにくくなるため締め過ぎないよう注意してください。軽く”クッ”と閉める程度でいいと思います。

水栓のナットをモンキーレンチで締めている様子

水栓のレバーを開け、水を流して漏れていないか確認します。

水栓取り付け後水が漏れていないか確認している様子

漏れていなければ終了です。

漏れている場合はナットの締め付けが弱くないか、パッキンが正しく入っているか確認して下さい。


水漏れの原因は?

パイプを左に回すと水漏れしていた原因は、パイプ接続部の腐食だと思われます(下の写真)。

腐食して欠けている自在パイプ接続部の写真

また、パイプ側面から水が噴出していた原因は、恐らく 緑青ろくしょう による腐食だと思われます。

側面が腐食している自在パイプの写真
色の違うところがおそらく”緑青”

緑青とは銅に発生するサビの一種らしいです。

交換したパイプのパッケージを確かめてみたら、材質に黄銅が含まれていたのでその可能性は高いと思います。

混合栓の交換となるとハードルが高いですが、パイプのみの交換なら簡単です。初心者の方でも問題なくできると思います。

今回は明らかにパイプから水が漏れていましたが、ナット部からの水漏れならパッキン(Uパッキン)のみを購入して交換することも可能です(自分のように接続部が腐食している場合は別)。

せっかくなら、Uパッキンとリングのセット品を購入して同時に交換するといいと思います。

パイプ径がわかれば商品を特定できると思います。

”パイプ径16mm 呼び13”などと書かれているのを目にすると思いますが、パイプ径16mm=呼び13となります。

詳しくは知りたい方は”呼び径とは”のキーワードでWeb検索してみて下さい。

この記事を書いている人
ひとっさん

日々の暮らしや趣味を楽しむ中で行ったことで、役立ちそうなことやヒントになりそうなことを記事にしています。
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