トイレ手洗い器の水漏れ修理、部品交換は簡単だけどお値段が・・・

家のトイレに設置してある以下の様な手洗い器(壁掛手洗器)の押しボタンから水が漏れるようになってしまいました。

手洗い器外観
手洗い器 押しボタン
押しボタン内部から漏れています

調べたところ、このボタンの下に埋め込まれている”自閉バルブ部”を交換すれば自分で直せそうです。

こういった水漏れの場合、パッキンやOリングを交換すればいいのかと思ったのですが、今回の場合は”自閉バルブ部”を丸ごと交換することになります。

交換自体はカートリッジ式なので簡単ですが、その代わり部品代が高くなるのが痛い所です。

交換部品の品番の特定

交換部品の品番を調べなければなりませんが、これがなかなか大変でした。時間はかかりますが以下の手順で調べました。

TOTOの”建築家専門家のための情報サイト「コメット」:COM-ET”にアクセスします。

検索欄に手洗い器の品番(今回の場合”L870”)を入力し検索→”施工情報”→”セット図”→”セット図検索”ページに移動。

手洗い器底の品番シール
手洗い器の底 上側の透明シールが品番

セット図検索ページの”現行/生産終了”の欄を”現行品のみ”を選択し、”セット図を検索する”のボタンをクリック。

検索結果一覧の中から”商品名”が”自閉式手洗器用水栓”と書かれているとこのを探し、その構成品番ををクリック(自閉式手洗器用水栓の構成品番は一種類でした)。

表示された自閉式手洗器用水栓の”分解図”をクリック。

分解図の”補修品リスト”一覧から”自閉バルブ部”の行を探し、品番を特定(今回の場合TH698-1R)。

品番が特定できたのでネットショップでこの部品を購入、金額は約7,000円(高いですね…)。

自閉バルブ部 新品外観
自閉バルブ部

自閉バルブ部の交換

ここからは交換作業になります。

止水栓を閉じ、押しボタンを押し水が出なくなったことを確認します。

止水栓を止める様子

押しボタン横の止めねじを4mmの六角レンチでゆるめます。

押しボタンの止めねじをゆるめる様子

押しボタンを取り外します。

押しボタンを外す様子

カバーをモンキーレンチでゆるめます。

カバーをモンキーレンチでゆるめる様子

カバーを取り外します。

カバーを取り外す様子

自閉バルブ部をモンキーレンチでゆるめます。

自閉バルブ部をモンキーレンチでゆるめる様子

自閉バルブ部を取り外します。

自閉バルブ部を取り外す様子

新しい自閉バルブ部を挿入し、手で回せるところまでクルクルとまわして入れていきます。

新品の自閉バルブ部を手で回して入れる様子

モンキーレンチでしっかり締めて取り付けます。

カバーも同様に取り付けます。

カバーを取り付ける様子

ここまで出来たら、水の吐出時間を調整します。

吐出時間の調整

止水栓をゆるめます(ゆるめすぎると押しボタンを押したとき、水が勢いよく出てくるので注意して下さい)。

押しボタンを仮締めし、押しボタンを押し水が吐出する時間を確認します。

*押しボタンをつけず自閉バルブ部の頭を押して吐出させた場合、押しボタンをつけた場合に比べ吐出時間が長くなるようです(個人の印象です)。

押しボタンを押し水を吐出している様子

吐出時間が長い又は短い場合、押棒内部の吐出時間調整ねじをマイナスドライバーで回して調整します。

吐出時間調整方法の図
吐出時間調整方法

吐出時間が調整出来たら、押しボタンを取り付けて完了です。

押しボタンの止めねじを六角レンチで締め付けている様子

おわりに

思わぬところから水漏れが発生し焦りましたが、自分で修理することが出来ました。

パッキン交換程度なら安価に修理できましたが、自閉バルブ部のユニットを交換ということで高くつきました。

交換部品の特定にかなりの時間を要した上、ネットショップでその部品の値段を見たときは高くて驚きました。

自動的に水の吐出が止まるの便利ですが、交換部品が高価ならハンドル式の方がいいかも知れないとも思います。ただし、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭などは、やはり自動的にストップするほうが安心だと思います。

この記事を書いている人
ひとっさん

日々の暮らしや趣味を楽しむ中で行ったことで、役立ちそうなことやヒントになりそうなことを記事にしています。
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