今までタイヤドライブ方式のローラー台を14年ぐらい使用してきましたが、新しくダイレクトドライブ方式のローラー台を購入しました。購入したのはタイトルの通り ”Wahoo KICKR CORE Zwift One” です。
スマートトレーナー本体の ”KICKR CORE” にチェーンガイド付きシングルスプロケットの ”Zwift Cog” と負荷を調整することのできるスイッチの “Zwift Click” がバンドルされた製品になります。2025年6月に購入しましたが、現在は新しいモデルの “KICKR CORE 2” が登場しているようです(このことに気付いたのは2025年10月です)。
今回購入したローラー台 “KICKR CORE” は”スマートトレーナー”と言われるものです。スマートトレーナーとは簡単に言うと、アプリと通信しながら自転車のトレーニングを行うことが出来るローラー台です。

そして ”Zwift” とは何かと言うと、仮想空間で行うサイクリング、ランニングのフィットネス オンライン サービスです(有料)。サイクリングの場合 Zwift に対応したスマートトレーナーが必要です。詳しくは ”Zwift” で検索してみて下さい。下の画面が一例です。

この記事では ”KICKR CORE Zwift One” にロードバイクをセットする手順を載せています。参考にしていただけたら幸いです。
バイクを KICKR CORE にセットするときフロントインナーギアと Zwift Cog のチェーンラインを真っ直ぐに合わせる必要があります。チェーンラインの微調整は Zwift Cog の微調整機能(ダイヤル)で調整できるので、リアディレイラーの微調整をしなくてもリアホイールを外してそのままバイクを KICKR CORE にセット出来ます。ただし、シフトチェンジで真ん中あたりのギアにする必要があります。
それではバイクをセットしてみましょう。
最初に “KICKR CORE” 本体を組み立てます。”Zwift Cog” は最初から取り付けられているので、脚を取り付ければ完成です。

次に KICKR CORE にアダプターをセットします。
使っているバイクにより2種類のセット方法があります。ひとつは”クイックリリース仕様”の場合、もうひとつは”スルーアクスル仕様の場合”です。下の写真の上側がクイックリリース仕様で使用するのアダプターで、下側がスルーアクスル仕様で使用するアダプターになります。

自分のバイクの場合クイックリリース仕様なので上側のアダプターを使用します。
アダプターAを挿入します。

アダプターBを挿入します。
エンド幅が130mmなので”130”の数字が見える方を外側にして挿入します。エンド幅はお使いのバイクによって異なります。


普通リアホイールをバイクから外すときフロントインナー、リアトップにすると思いますが、バイクをトレーナーにセットするときなるべくチェーンラインが真っ直ぐになるよう、下の写真ようにチェーンの位置をおおよそ測ってみたところ25mmでした。すでにセットした状態のバイクを一旦外して写真を撮ったためインジケーターが”7”(自分の場合の最適値)になっていますが、中間の”5”にしておくといいと思います(よく覚えていませんが初期は”5”だったかも知れません)。

この位置にチェーンラインがくるのはトップ側から6枚目でした。この状態でリアホイールを外しトレーナーにセットするとチェーンラインがほぼ合うと思います。

一般的にはフロントインナー、リアトップでホイールを外し、バイクを KICKR CORE にセットした後ギアチェンジをしてチェーンラインを合わせればいいと思います。
バイクをトレーナーに取り付けます。

リアエンドが浮いていないか確認します。


製品に付属のクイックリリースで固定しセット完了です。

なお、チェーンラインの微調整が必要な場合はダイヤルを回して調整します。ダイヤルを回しクランクを回転させながらギヤ鳴りがしない最適な位置を探します。

自分の場合はこのインジケーターの数字が”7”が最適でしたが、”1”の場合と”10”の場合は下の写真の通りです。Zwift Cog のオレンジ色の部分の露出の幅が違うのがわかると思います。この幅分微調整可能です。


上の写真を拡大したものが下の写真です。スプロケットの歯がわずかに右に寄っています。

以上でバイクのセット完了ですが、コンセントに繋ぐ側の電源プラグがアース付きなので注意してください。
本体側は下の写真のようにに電源プラグを繋ぎます。

こちらがコンセントに差し込む側です。
アース付きの3Pなので、一般的には3P→2P変換アダプター(アース付き)を使うといいと思います。


”Zwift Click” は付属のゴムバンドで任意の場所に取り付けられます。好みの場所を選んで取り付けてみて下さい。
自分の場合はステムに取り付けました。

以上で “KICKR CORE Zwift One” へのバイクのセット完了です。
おわりに
最初 Zwift Cog のインジケーターの数字の意味がよくわかりませんでした。そのため初期設定のまま使用していました。気になって調べてみたところチェーンラインの微調整のための数字だということがわかりました。数字は1~10まであるので、10段階微調整できるようです。
後で気づいたのですが、下の写真の様にイラストの説明に表示されていました。

今思えば微調整前は若干ギア鳴りがしていましたが、微調整後はこの音が無くなり快適になりました。
Zwift Clickによるバーチャルシフトは無音でシフトチェンジできるので、レバーによるシフトチェンジのようにガチャという音がしません。より静かにZwiftをすることが出来ます。