カーナビを使用する必要が生じたため、パッソ(M700系)にディスプレイオーディオ(パイオニア DMH-SZ500)を取り付けることにしました。せっかくなので同時にバックカメラを取り付けることにしました。ここではバックカメラの取り付けのやり方を記事にしましたので参考にしていただけたら幸いです。取り付けるバックカメラはパイオニア ”ND-BC9”です。
作業難易度としてはやや高めです、また穴あけ加工が必要になるので、ある意味覚悟がいるかも知れません。
次の2点がクリアできれば問題ないと思います。
①バックドアハンドル横の樹脂部分にグロメットを取り付けるための穴をあける
②バックドアの蛇腹状のハーネスカバー内にバックカメラのケーブルを通す
なお、バックカメラからディスプレイオーディオまでのケーブルの取り回しは、完全に隠すことが難しいと考えたため一部分は露出した状態で取り付けました。機能的には特に問題はなくあくまでも見た目なので、個人的には気にしていません。
まず①からはじめていきます。
最初にバックドアのカバーを外します。内張りはがしを使い少しずつ浮かせて行けば外れると思います。写真の様にマスキングテープを貼っておけば傷防止になると思います。


穴をあける位置はバックドアハンドルの左側の樹脂部分(黒色)です。
ここにグロメットを嵌め込むための穴が必要です。

バックカメラの取説によるとΦ13mmの穴をあけなければなりません。ホームセンターでΦ13mmのドリル刃を探しましたがΦ12mmしかなかったためこれを購入しました。かなりの価格でしかももう二度と使うこともないのでどうしようかと思いましたが、買わなければ取り付けられないので購入しました。2千円いくらだったと思います。
手持ちのドライバードリルに取り付けられると思っていたのですが、実際に取り付けようとしたところΦ10mmまでしか取り付けることが出来ず、どうしようか悩みましたが結局ドリル刃を手で回して穴あけすることにしました。ただし、いきなりΦ12mmのドリル刃であけるのではなく、Φ3mmから始め、徐々にドリル刃の径を大きくしていき、最後にΦ12mmを使います。バックドアの外側から回したり、内側から回したりと時間はかかりましたが何とか穴をあけることが出来、最終仕上げは丸ヤスリで形を整えました。

グロメットを嵌める前に、グロメットにケーブルを通すための切り込みを入れなければなりません。自分の場合十文字に切り込みを入れましたが一文字でもコネクタ部が通れば問題ありません。

グロメットは問題なく嵌りました。

バックカメラのケーブルをグロメットの切り込み部に通します。

ケーブルを通した後、先ほどの切り込み部から雨天時、洗車時などに水が入って来ないよう防水用のシーリング剤を盛りますが、それは後程行います。
ケーブルをバックドア内部に通したら続いて②を行います。
このハーネスカバーはバックドアと車体を繋いでいるため、この部分を外します。手でめくるように行えば外れると思います。ハーネスカバーは簡単に外せますが、カプラーの外側のハウジング部分がツメで固定されているためこれを外すのがかなり難しかったです。手前側のツメは簡単ですが、後ろ側(向こう側)のツメは先の曲がったピンセットを使わないと無理でした。ツメはバックドア側3か所、車体側4カ所だったと思います。


下の写真の様にカプラーを外します。

外すと下の写真の様に左右に隙間が見えます。ここにバックカメラのケーブルを通しますが、その前にバックドア上のカバーを外し、そこからバックカメラのケーブルを入れ、先ほど外したバックドア側のハーネスカバー取り付け部の穴からケーブルを取り出した後、このカプラーの隙間に通します。


バックカメラのケーブルをハーネスカバー内に通します。すでにほかのケーブルが通っているため空間に余裕が無く通りにくいと思います。通す方向と反対方向から配線ガイド(エーモン配線ガイドを使用)を通しこれにバックカメラのケーブルをビニールテープを巻いて固定し、ゆっくりと引っ張りながら何とか通せました。無理に通すと断線の可能性があるので慎重に行ってください。

ケーブルを車体側の穴に通し、ハーネスカバーを元に戻します。この元に戻す作業がこれまた困難です。作業した日から今日まで2か月ほど経過しているため記憶が定かではありませんが、カプラー外側のハウジング部分のツメを全部固定してしまうとハーネスカバーが取り付けられなくなってしまいます。これをうまくやるのが難しいです。

ここまで来ればあとは難しくありません。バックカメラを車体に取り付けます。貼り付けるのは下の写真の部分です。あらかじめキレイに拭いておきます(バックカメラのケーブルをグロメットに通す前に撮影したものです)。

バックカメラを付属のブラケットにねじ止めし(仮止め)、ブラケット裏の両面テープで貼り付けます。そしてグロメットの切り込み部にシーリング剤を盛り、防水処理します。念のため外側、内側とも行っています。シーリングしたらバックドアのカバーを元に戻します。


バックカメラとハーネスカバー間のケーブルの取り回しは、冒頭で述べたようにケーブルを隠していません。下の写真の通りです。小さいカバーは一部丸ヤスリで切り欠きを作っています。


バックカメラのケーブルをディスプレイオーディオ(DMH-SZ500)に繋ぐため、バックカメラに同梱の”RCA映像出力/電源ケーブル”に繋ぎます。バックカメラの配線図は簡単に示すと以下のようになります。

ケーブルをリアからフロントに取り回し、余ったケーブルをグローブボックス裏などのスペースに収めます。自分が行った配線の取り回しは以下の通りです。
①蛇腹状のハーネスカバーを通したバックカメラのケーブルを、バックドア開口部のゴム部(オープニングトリムと呼ぶみたいです)と天井内張りの間から天井内張り内に下の写真の点線矢印のように隠しながらと通す。

②天井内張りのつなぎ目の隙間に写真の様に通す。
一旦下に下がってまた上がっているのはコネクター部をドア上部に持っていかなくするためで(おさまりが悪くなるため)、後で気づいたことです。最初からコネクター部がこの辺りに来ないようにすれば真っ直ぐ横に通せたのですが、後の祭りです(尚、コネクター部は防水もかねて念のためビニールテープを巻いています)。

③天井内張りとオープニングトリム(車体側のゴム部)の間に通します。

④Aピラーカバーを外しこの中を通し、グローブボックス裏へ通します。

オープニングトリム内はこのようにケーブルを通しています。

グローブボックス裏までケーブルを通したら、いよいよナビまたはディスプレイオーディオへ繋ぎます。
ここからは、自分がバックカメラを接続したディスプレイオーディオ ”パイオニア DMH-SZ500” を例に進めていきます。他の製品の場合ケーブルが異なると思いますので一例と思ってください。
バックカメラに同梱のRCA映像出力/電源ケーブルの先端(コネクターと反対側)の映像出力プラグ(黄色)、アクセサリー電源、アース端子を接続します。映像出力プラグ(黄色)、アクセサリー電源をDMH-SZ500に同梱のAVケーブルに繋ぎます。図で示すと以下のようになります。

アース端子は車体金属部分に接続するため下の写真の場所に接続しました。グローブボックス裏の右側のステーです。左に少し見えるのがエアコンフィルターのカバー(↑UPの表示が見えると思います)なのでその右です。取説の注意事項を確認の上接続してください。

AVケーブルのコネクターを本体に接続します。

映像出力プラグは黄色ですがディスプレイオーディオ パイオニアDMH-SZ500のバックカメラ入力プラグは茶色です。間違えてRCA入出力ケーブルのリアモニター出力プラグ(黄色)に繋いでいたため、シフトレバーをバックに入れても映像が映らなかったので気づきました。

アクセサリー電源はディスプレイオーディオ裏から分岐させて繋ぐか、ヒューズボックスから取り出すかが一般的だと思いますが、既にディスプレイオーディオ裏からドライブレコーダーへ分岐させていたため、ヒューズボックスから取り出してETC車載器に繋いでいたアクセサリー電源から分岐させてバックカメラのアクセサリー電源用ギボシ端子に接続しました。
Aピラーカバーの外し方は↓の記事を参考にしてください。
グローブボックスの外し方は↓の記事を参考にしてください。
アクセサリー電源をヒューズボックスから取り出す場合は↓の記事を参考にしてください。
余ったケーブルは束ねてバックドア内の空間やグローブボックス裏などの空間に結束バンドなどで固定しておきます。
最後にバックカメラの角度を調整します。”シフトレバーをバックにする→モニターの映像を確認する→カメラの角度を調整する”を繰り返し最適な角度(詳しくは取説を確認してください)にし、仮止めしていたねじを確実に締めます。
以上で完了です。
おわりに
バックカメラを取り付けるのに思いのほか時間を要しました。はっきり覚えていませんが、午前の早い時間から始めて夕方近くまでかかったような気がします。時間に余裕をもって行って下さい。
とくにケーブルの取り回しは事前にどう取り回すか決めておくと悩まずに済むと思います。
実際のところバックカメラが必要というわけではありませんが、メインオーディオユニットをディスプレイオーディオにしたので、後でカメラを取り付けるより今の方が楽だと思って取り付けました。
それでも何かの過ちを回避できるとしたら取り付けておくと安心かも知れません。何かあってからでは遅いですから…。


