【パッソ】M700系に市販のシートカバーを取り付け、やって分かったポイントを紹介

この記事ではトヨタ パッソM700系にシートカバーを取り付ける際に必要となる、部品の取り外し方法について紹介しています。シートカバーを取り付けたいけど難しそうで不安な方、ここの部品どうやって外すのかわからないといった方の参考になれば幸いです。

純正シートの汚れ防止の目的でシート全体に被せるタイプのシートカバーを購入し、取り付け作業に取り掛かって気づいたのですが、一部の部品の取り外しが必要でした。気楽に購入したのに結構大変でしたので実際にやって分かったポイントを紹介していきたいと思います。

取り外しが必要な部品

シート全体に被せるタイプのシートカバーだと、以下の3か所の部品の取り外しが必要になります。

  1. アームレスト
  2. シートバックフック
  3. リアシート座面

取り外しに必要な工具

上の3か所の部品を外すには、事前に以下の工具を揃える必要があります。

  1. マイナスドライバー
  2. エクステンションバー(150mm)
  3. ラチェットハンドル
  4. T40Hトルクスソケット
  5. 14mmソケット
使用する工具

ラチェットハンドルとソケットはの差込角さしこみかくに注意してください(同じ寸法のものを用意)。

矢印の幅が差込角です
(写真は9.5mm インチだと3/8です)
パッソ色違い3台(グレー、レッド、グリーン)、正面からのイラスト

アームレストの取り外し

運転席と助手席の間にアームレストがありますが、これを外さなければ運転席の背もたれのカバーとアームレストカバーを取り付けることが出来ません。

アームレストを外す手順は以下の通りです。

①アームレスト横のキャップを片手で斜めに少し浮かし、隙間にマイナスドライバーを差し込みます(マイナスドライバーは細身のもののほうがやりやすいと思います)。

②マイナスドライバーの先端をキャップのツメに当て、ツメを内側に少し入れます。(内側に入れ過ぎてツメを折らないように気を付けてください)。

アームレストのキャップ側面外観
キャップはこのような形です
アームレストのキャップのツメにマイナスドライバーの先端を当てている証す
外すときツメを内側に入れる

③同時にキャップを持っているほうの手でキャップを軽く引きます。

④これで片方のツメが外れます。

⑤もう片方のツメも同様に外します。(キャップがかなり斜めになるのでやりにくいと思います)。

⑥両方のツメが外れたらキャップを引き抜きます。

⑦14mmのソケットをエクステンションバーに取り付けラチェットハンドルにセットします。

⑧キャップを外した穴の奥に14mmのボルトの頭が見えるので外します。

穴の奥に見えるアームレスト固定ボルトの頭
奥にボルトが見えます
アームレスト固定ボルトを工具で外している様子
ここでエクステンションバーが必要

*シートカバーを被せた後に撮影しています、これ以降も同様です。

⑨アームレストがシートから外れます。

⓾アームレストからボルトを引き抜きます。(波型のワッシャがボルトとセットになっているので注意してください)。

以上でアームレストを外すことが出来たと思います。

シートバックフックの取り外し

左右のリアシートの外側にシートを固定するためのフックがありますが、これを外さないとリアシートを取り付けることが出来ません。

このフックを外す手順は以下の通りです。

①T40Hトルクスソケットをラチェットハンドルに取り付けます。

②フックを固定しているトルクスねじを取り外します。

シートバックフック側面外観
シートバックフックを工具で外している様子

③反対側も同様に取り外し、完了です。

パッソ色違い3台(ホワイト、ブラック、ブルー)、正面からのイラスト

リアシート座面の取り外し

①リアシート座面は3点で固定されています。

先ず前側を外します。

前側のフックは写真の様になっています(外した後の写真)。このような構造になっていることを踏まえて行った方がやりやすいかも知れません。

リアシート座面下フックの外観
リアシート座面下フック
リアシート座面下 車体側フックの外観
リアシート座面下 車体側フック

左右のフックの内、片側のフックの両側(座面下)に手を入れ座面を持ち上げフックを外します。(ここが最大の難所!かなり力がいると思います。コツとしては一度下に押してから瞬間的に反動で持ち上げる感じです。この動作を何度か繰り返しやっと外れました)。

外すとき車体側のフックが破損する可能性がありますので、あらかじめ交換部品を購入しておいた方がいいと思います。(今回は2か所とも破損しませんでした)。

(参考)純正品番は 72693-B1010、品名は HOOK, RR SEAT のようです。

リアシート座面下フック外観(正面)
正面から
リアシート座面下フック外観(上面)
上から

②片側外れたら同様にもう片方も外します。

③シート後ろ中央部のフックがパイプに引っ掛けてあるので外します。

これもなかなか外すのに苦労しました。後ろに引けば外れそうなんですが、引くことが出来ない・・・、結局マイナスドライバー(大き目の)を使ってどうにか外しました。

丸印の部分がパイプに引っ掛けてあります

④これでリアシート座面が外れました。

カバーを被せると下の様になります。

リアシート座面裏側です

⑤シートカバーを被せたら逆の手順で取り付けますが、前側のフックがはまりにくいかも知れません。その時はフックの真上の座面に座り、両手でお尻を持ち上げ体重を利用してストンとお尻を落とす動作を繰り返せばはまると思います。

出来上がりはこんな感じです!

すべてのカバー取り付け完了です

おわりに

シートカバーを取り付ける前に、取り外しが必要な箇所と工具がわかっていればスムーズに作業ができると思います。

それでも初めての方(自分も初めてでした)の場合、取り付け作業に丸一日以上かかると思います。時間に余裕のある時に取り付けるか、または何日かに分けて少しずつ取り付けるといいと思います。(少しずつやったので1か月ぐらいかかりました)。

シートカバー自体はピッタリフィットなので、生地を引っ張る作業が結構あります。

リアシート座面を外すのは苦労しました、片側外れたらコツがつかめると思います。

いろいろと大変でしたが、取り付けて正解でした! 

この記事を書いている人
ひとっさん

日々の暮らしや趣味を楽しむ中で行ったことで、役立ちそうなことやヒントになりそうなことを記事にしています。
お役に立てたらうれしいです。

ひとっさんをフォローする
クルマ
スポンサーリンク