ゲームデータを再ダウンロードすることなくハードディスクから2.5インチSSDに移動する

別の記事でゲームデータインストール目的で、275GBのSSDと1TBのSSDをWidowsの記憶域スペースにより”2台のSSDを1台のSSD”として使えるようにしましたが、この記事では実際にその記憶域スペースにゲームデータをインストールしてみたいと思います。

インストールに際して普通にダウンロード→インストールするのではなく、既に別のストレージ(ハードディスク)にインストールしてあるゲームデータを記憶域スペース(SSD)に移動しインストールしてみます。

もちろん記憶域スペースでなくとも別のストレージや別のパーティションにゲームデータを移動したい場合もやり方は同じです。再ダウンロードなしでゲームデータを移動させたい場合の参考になれば幸いです。

ゲームデータの移動は Steam、Ubisoft Connect、Epic Games の3つのプラットホームにおいてそれぞれ1タイトルを選び行いたいと思います。

それぞれのバージョンは自動アップデートのため不明ですが、2024年9月末時点の最新になります。

別の記事とはこちら↓の記事になります。

これより実際にゲームデータを移動して行きます。この記事では移動元(F:)ドライブ(ハードディスク)→移動先(H:)ドライブ(SSD:記憶域スペース)となっています。

Steamの場合

Steamにはインストール先を移動する機能があるので、これを利用すれば簡単にゲームデータを移動できます。

Steamを起動し画面左上の”Steam”をクリックし、”設定”→”ストレージ”の順にクリックし以下の画面を表示させます。

Steam ドライブ追加画面スクリーンショット

画面上部に現在ゲームデータがインストールされているストレージの一覧が表示されます。上のスクリーンショットでは(F:)ドライブのみとなっています。

ここに新たなインストール先ストレージを追加します。”ドライブを追加”をクリックするとドライブの一覧が表示されるので、この中から移動先のドライブを選択します。

ここでは2台のSSDを1台のSSD(記憶域スペース)にした(H:)ドライブ 1.2TBを選択しています。

Steam ライブラリフォルダー追加画面スクリーンショット

”追加”をクリックするとインストール先ストレージの一覧に(H:)ドライブが追加されました。

Steam ライブラリフォルダー追加画面 追加ボタンスクリーンショット
Steam 追加されたドライブ表示画面スクリーンショット

ゲームタイトルの一覧から移動したいゲームタイトルを選択します。ここでは”Fallout 76”を選択しています。

Steam 移動させたいゲーム選択画面スクリーンショット

”移動”をクリックするとコンテンツの移動が開始されます。

Steam コンテンツを移動画面スクリーンショット

以下のようなフォルダーが自動で作成されます。

H:\SteamLibrary\steamapps\common\Fallout76

移動したゲームのフォルダーは移動元から消えます。

以上で完了です。

Ubisoft Connect の場合

移動させたいゲームタイトルのフォルダーをコピー→貼付けで移動先のストレージへコピーします。ここでは(F:)ドライブ→(H:)ドライブの ”Ubisoft” フォルダー(このフォルダーの作成およびフォルダーの名前は任意です)に移動させています。

ゲームタイトルは”IMMORTALS FENYX RISING”です。

移動元のゲームデータが保存されているフォルダーは以下の場所です。

F:\Program Files (x86)\Ubisoft\Ubisoft Game Launcher\games

Ubisoft Connect ゲームフォルダー移動イメージイラスト

アカウント名→設定→ダウンロードの順に進み、”デフォルトのゲームのインストール場所”を移動先の(H:)ドライブの”Ubisoft”フォルダーに変更します。

Ubisoft Connect デフォルトのゲームのインストール場所スクリーンショット

コピー元のフォルダーの名前を任意の名前に変更しておきます。ここでは末尾に”111”を付けています。コピーが終わっているので削除してもいいかも知れませんが、移動後無事起動できるまで残しておくために名前を変更します。

名前を変更しないままだと移動元のゲームフォルダーからゲームが起動してしまいます。

Ubisoft Connect ゲームの名前変更画面スクリーンショット

ゲームを起動すると以下のメッセージが現れるので、”ゲームフォルダを探す”をクリックし移動先ゲームフォルダーを選択しOKをクリックします。

Ubisoft Connect ゲームを探すボタンスクリーンショット
Ubisoft Connect ゲームフォルダーの参照画面スクリーンショット

ファイルの検知が開始され、完了すると以下のメッセージが表示されます。

Ubisoft Connect ファイル検知完了画面スクリーンショット

コピー元の名前を変更したゲームフォルダーは残ったままなので不要な場合は削除します。

以上で完了です。

Epic Games の場合

Epic Gamesの場合は少し複雑です。また、若干の再ダウンロードが必要です。

大まかな流れとしては、

①移動させたいゲームのフォルダーをコピーする→②アンインストールする→③移動させたい場所にインストールする→④インストールが2~3%進行したらキャンセルする→⑤コピーしたフォルダーをインストール中のフォルダーに上書きする→⑥インストールを再開する→⑦認証が開始される

①~⑦の詳しい内容は以下の様になります。

①移動させたいゲームのフォルダーをコピーする

移動させたいゲームフォルダー(ここではGod of War)のコピーを別の場所に保存しておきます。

このとき移動させたい場所(新規にインストールしたい場所)と同じ場所に移動させないでください。

下の例ではコピーを(H:)ドライブに保存し、移動させたい場所は(H:)ドライブ内のEpic Gamesフォルダーとしています(フォルダーの名前は任意です)。

Epic Games 移動先とコピー先のスクリーンショット

②アンインストールする

Epic Games アンインストール画面スクリーンショット

③移動させたい場所にインストールする

Epic Games インストールの場所選択画面スクリーンショット

④インストールが2~3%進行したらキャンセルする

Epic Games インストールキャンセル画面スクリーンショット

⑤コピーしたフォルダーをインストール中のフォルダーに上書きする

Epic Games コピーフォルダー移動画面スクリーンショット

⑥インストールを再開する

Epic Games インストール再開画面

⑦認証が開始される

Epic Games 認証中画面スクリーンショット

認証が終了すると移動完了です。

この内容はEpic Games Webサイトの”ヘルプ”に記載されている内容を参考にしています。詳しくはへルプ内の検索ボックスに”インストール先移動”と入力してみて下さい。

おわりに

PCゲームのプラットホームのうちSteam、Ubisoft connect、Epic Gamesにおいてゲームを再ダウンロードすることなく(Epic Gamesは若干再ダウンロード必要)ゲームデータを今インストールしてある場所から別の場所に移動することが出来ました。

ハードディスクにインストールしたゲームデータをSSDに移動したり、容量が不足して整理したいときなどにこの方法を使うと便利です。

同じPCゲームプラットホームであってもすべてのゲームがこの方法で可能かどうかは不明です。場合によっては再ダウンロードが必要かもしれません。

この記事を書いている人
ひとっさん

日々の暮らしや趣味を楽しむ中で行ったことで、役立ちそうなことやヒントになりそうなことを記事にしています。
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